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【11839】安全保障を語るスレッドその15 tomyk 15/3/4(水) 22:45

【11870】Re:はしごを外された鳩山氏 退役軍人 15/3/20(金) 12:05
【11872】Re:はしごを外された鳩山氏 かっくるなかしま 15/3/22(日) 11:02

【11870】Re:はしごを外された鳩山氏
 退役軍人  - 15/3/20(金) 12:05 -

引用なし
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   かっくるなかしまさん

おはようございます。

>なるほど。引き続き陸の孤島状態にあるということですね。

そうですね。
通常の経済活動を営めない。

ロシアの支援が無ければ立ち行かないということです。

今月末に法定通貨の変更(ウクライナ/フリヴニャ⇒ロシアン・ルーブル)を予定していますが。混乱が予想されています。

>ミンスク2での停戦合意内容がロシア側の原案(主張)に沿う形であったことから、
>
>ウクライナ側のかなりの譲歩を感じ取りましたが、
>単に昨年末来からの財政事由にとどまらず、
>継線能力のボトルネックという切実な事情も発生していたわけですね。

後述されていますが。

>次の段階では、NATO/米国の明示的な踏み込んだ軍事的コミットが必要になる、ということになりそうに思えますが。

停戦交渉は、NATO/米国が現時点での踏み込んだ軍事的コミットを回避するための手段に過ぎなかったと思いますよ。

親ロシア武装勢力へのロシア正規軍による統制に破綻を生じつつあったのと、補給の問題を抱えていたロシア。

何らかの形でウクライナへの政治的コミットを示さなければならなかったNATO/米国。

こういう双方の思惑が合致しただけ。

中長期的視点に軸足をおいたロシア側と、短期的な視点で政治外交的成果を示さなければならなかったNATO/米側。

NATO/米国+ウクライナの外交的敗北は交渉が始まる時点で確定していた。

キューバという地政学的位置で同じことが起きたら結果は見えているでしょうに。キューバ危機でロシアが負けたのは必然なのです。

端的にいうと、「相手の縄張りで喧嘩することの難しさ。」かな。

>イラクの情勢とも関わるわけですね。

これは、双方に効いてきます。
イラク正規軍の歩兵装備品はかなりの割合で「旧ソ連歩兵装備体系」のままだから。

補給品の取り合いになります。

>それとともに、今後のウクライナの情勢ということでは、
>ウクライナ軍の継戦能力はボトルネックを抱えたままということになりますよね。
>すると、ミンスク2の合意が破れるという場合、
>次の段階では、NATO/米国の明示的な踏み込んだ軍事的コミットが必要になる、ということになりそうに思えますが。

今回の停戦合意で先送りしただけですからね。

現在のEU/米国の指導者たちに「血を流してでも普遍的価値観」を守るという政治的な意志が感じられませんから。

負けっすよ、負け。

EU/米国側の決定的な敗北。

プーチン大統領には、「どんなことをしてもロシアの価値観を守る。」という明確な意志があります。

拳を固めて見せただけか、固めた拳をふるう覚悟があるのか。

この違いです。

もちろん、普遍的価値観と相容れるかどうかは別の問題です。

>どうもありがとうございます。
>
>次の動きが生じるとすれば、補給ルートの確保が前提となり、時間帯としては春が訪れた後となるわけですね。
>
>a)  天然ガスと淡水のバーターの賞味期限切れ、
>b)  ウクライナ軍の継戦能力のボトルネック継続、
>c)  補給ルートの確保、
>
>等、次の衝突への条件が揃ってくる。
>
>>別の情報では、ロシア軍による親ロシア派民兵への統制が効かなくなっているとのこと。
>
>条件が揃うとともに、不可抗力的に衝突が発生しうるわけですね。

そうなると地上戦の帰趨はわからなくなります。

問題は作戦立案能力と部隊統制能力なのです。

曲がりなりにもウクライナ側は正規軍です。

職業軍人による軍隊ということ。

しかしながら、親ロシア武装勢力側はあくまでも武装勢力というか民兵の域を出ていない。

ロシア側は否定していますが、実質大隊長級の「軍事顧問」をそれぞれの民兵グループに派遣しています。

数で優位に立ち、かつ地元という地の利を生かし、ロシアによる作戦統制能力と補給、地理的に閉鎖しているクリミア半島ではこれらの優位で「実質占領」に成功しました。かてて、加えてロシアが管理していた軍港があったという理由で優位に立てましたが。

ここからはそうはいかない。

侵攻していくということは地の利を捨て去るのと同義語。
勿論、数の優位という点でも細くなる。

軍事顧問団も戦闘に伴う損耗により、必要な数の確保が難しくなっている。

ロシア側も親ロシア武装勢力を前面に出した侵攻作戦には限界が見えているということ。

しかも、結果を急ぐ親ロシア武装勢力の指導者と軍事の専門家である「軍事顧問団」との間で不協和音が大きくなっている。

そうなると国境地帯のロシア側へ展開させていた大規模のロシア正規軍の投入が必要不可欠となる。

但し、偵察衛星による監視の目は逃れられないから、準備のための移動を始めた時点で把握されてしまう。

つまり、政治的なリスクを負わなければならなくなる。

EU/米国側の制裁発動の効果が予想よりも大きかった。
しかも、制裁には踏み切らないと読んでいた日本までが、制裁に踏み切った。

このまま制裁が続けば、原油価格の暴落による影響も大きく、下手をするとロシア経済は十五年前のレベルまで脆弱化してしまう可能性に直面した。

停戦交渉はロシアにとっても「渡りに船」だったと観ています。

閑話休題

プーチン大統領は「正規軍の投入でウクライナ東半部の占領」を意図していたようですね。

核兵器の準備発言は偵察情報により、EU/米国側にはわかっていた。
当然、EU/米国側も警戒レベルを二段階あげて対応していた。

お互いの核戦力を即応能力という点で均衡させておかなければ核兵器保有国同士の戦争にはなりませんからね。

>>ここらあたりが顕在化すれば、内戦再発は遠のきますが。

こう申し上げたのはこういった理由によります。

>逆か、統制が効かないとあらば支援を抑制する/見送るというですか。

込める弾が無ければどうにもなりませんから。

親ロシア武装勢力もまた、将棋の駒の一つに過ぎないということ。

安全保障政策による「実力の保持」が国家の独立に如何に重要かの証左でもあると思います。

>逆に、継戦能力が限られる中、ウクライナ政府側がNATO/米国のコミットを強く催促すべく/引き入れるべく、
>
>敢えて賭けに出てくるという可能性もなきにしもあらずかと想像しています。

そこが一番怖い「不確定要素」ですね。

冷戦の再来を危惧する向きもありますが。

EU/米国 vs ロシア vs 中国の三つ巴の「冷戦」はとっくに始まっていますよ、残念ながら。

問題は、EU/米国連合の指導者に政治的脆弱さ(国内の権力基盤と意志決定能力の不足というか政治家としての資質不足)があること、またそれ故に一枚岩になりきれない点にあると思います。ポピュリズム政治家の限界。

【11872】Re:はしごを外された鳩山氏
 かっくるなかしま  - 15/3/22(日) 11:02 -

引用なし
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   ▼退役軍人さん:

こんにちは。

>>なるほど。引き続き陸の孤島状態にあるということですね。
>そうですね。
>通常の経済活動を営めない。
>ロシアの支援が無ければ立ち行かないということです。
>今月末に法定通貨の変更(ウクライナ/フリヴニャ⇒ロシアン・ルーブル)を予定していますが。混乱が予想されています。

ビザやマスターが撤退したので現金決済になっていて札束を抱えて買い物をしているようです。
ー   蛇足ですが、ロシア本土では本邦のJCBを近々に稼働させるようです。

>>ミンスク2での停戦合意内容がロシア側の原案(主張)に沿う形であったことから、
>>ウクライナ側のかなりの譲歩を感じ取りましたが、
>>単に昨年末来からの財政事由にとどまらず、
>>継線能力のボトルネックという切実な事情も発生していたわけですね。
>後述されていますが。
>>次の段階では、NATO/米国の明示的な踏み込んだ軍事的コミットが必要になる、ということになりそうに思えますが。

>停戦交渉は、NATO/米国が現時点での踏み込んだ軍事的コミットを回避するための手段に過ぎなかったと思いますよ。
>親ロシア武装勢力へのロシア正規軍による統制に破綻を生じつつあったのと、補給の問題を抱えていたロシア。
>何らかの形でウクライナへの政治的コミットを示さなければならなかったNATO/米国。
>こういう双方の思惑が合致しただけ。
>中長期的視点に軸足をおいたロシア側と、短期的な視点で政治外交的成果を示さなければならなかったNATO/米側。

停戦合意とは言っても、ウクライナ東部の取り扱いや制裁解除の要件など、重要なところを先送って、せめぎ合いが続いたままですしね。

>NATO/米国+ウクライナの外交的敗北は交渉が始まる時点で確定していた。
>キューバという地政学的位置で同じことが起きたら結果は見えているでしょうに。キューバ危機でロシアが負けたのは必然なのです。
>端的にいうと、「相手の縄張りで喧嘩することの難しさ。」かな。

御意。

>>イラクの情勢とも関わるわけですね。
>これは、双方に効いてきます。
>イラク正規軍の歩兵装備品はかなりの割合で「旧ソ連歩兵装備体系」のままだから。
>補給品の取り合いになります。

イラク正規軍の側もでしたか。
ー   ティクリート攻略でイランが前面に出てきていますが、装備品の補給とも関係しているのかな。

>>それとともに、今後のウクライナの情勢ということでは、
>>ウクライナ軍の継戦能力はボトルネックを抱えたままということになりますよね。
>>すると、ミンスク2の合意が破れるという場合、
>>次の段階では、NATO/米国の明示的な踏み込んだ軍事的コミットが必要になる、ということになりそうに思えますが。
>今回の停戦合意で先送りしただけですからね。
>現在のEU/米国の指導者たちに「血を流してでも普遍的価値観」を守るという政治的な意志が感じられませんから。
>負けっすよ、負け。
>EU/米国側の決定的な敗北。

御意。
ー    EU/米国の間で準備と意思統一ができていないまま、ウクライナの政争にコミットしてしまったという初動が未だ理解できないままです。

別件ですが、中国のAIIBを見ていても、

EU/G4はロシアの件で懲りずに安全保障上の裏付けを疎かなままに利を求めているように見えますし、米国は、海上覇権がドル基軸を担保する重要な要件であるはずなのに中国への態度が中途半端で結局、EU/G4を説得できないままに。

なんか、1970年代後半のカーター政権時代に人権外交で、あちこちでタガが外れていったのと似ているように思えます。

>プーチン大統領には、「どんなことをしてもロシアの価値観を守る。」という明確な意志があります。
>拳を固めて見せただけか、固めた拳をふるう覚悟があるのか。
>この違いです。
>もちろん、普遍的価値観と相容れるかどうかは別の問題です。

どうにも係争の着地点が見えなくて。
ー   歴史・宗教・文化的経緯に即してウクライナを連邦制で3分割、中央部を緩衝地帯(事実上の東西軍事境界線)として双方手出しせず、そうしたことを米国とロシアで《勝手》に決めて、米国がそれをウクライナに呑ませるくらいの《強権》でないと収まらないと見ます。
ー   トルコやエジプトのロシアとの接近を看過しながら、クリミア併合は認められないなんて建前でやっていると、ロシアーブルガリアーハンガリートルコーギリシャを横断する《東ローマ帝国》ができてしまうかもしれませんよ。

>>どうもありがとうございます。
>>次の動きが生じるとすれば、補給ルートの確保が前提となり、時間帯としては春が訪れた後となるわけですね。
>>a)  天然ガスと淡水のバーターの賞味期限切れ、
>>b)  ウクライナ軍の継戦能力のボトルネック継続、
>>c)  補給ルートの確保、
>>等、次の衝突への条件が揃ってくる。
>>>別の情報では、ロシア軍による親ロシア派民兵への統制が効かなくなっているとのこと。
>>条件が揃うとともに、不可抗力的に衝突が発生しうるわけですね。

>そうなると地上戦の帰趨はわからなくなります。
>問題は作戦立案能力と部隊統制能力なのです。
>曲がりなりにもウクライナ側は正規軍です。
>職業軍人による軍隊ということ。
>しかしながら、親ロシア武装勢力側はあくまでも武装勢力というか民兵の域を出ていない。
>ロシア側は否定していますが、実質大隊長級の「軍事顧問」をそれぞれの民兵グループに派遣しています。
>数で優位に立ち、かつ地元という地の利を生かし、ロシアによる作戦統制能力と補給、地理的に閉鎖しているクリミア半島ではこれらの優位で「実質占領」に成功しました。かてて、加えてロシアが管理していた軍港があったという理由で優位に立てましたが。
>ここからはそうはいかない。
>侵攻していくということは地の利を捨て去るのと同義語。
>勿論、数の優位という点でも細くなる。
>軍事顧問団も戦闘に伴う損耗により、必要な数の確保が難しくなっている。
>ロシア側も親ロシア武装勢力を前面に出した侵攻作戦には限界が見えているということ。
>しかも、結果を急ぐ親ロシア武装勢力の指導者と軍事の専門家である「軍事顧問団」との間で不協和音が大きくなっている。

なるほど。

ロシア側からすれば、ここから先は地の利を失うとともに、即席の親露武装勢力を前面に立てるには限界で、戦闘を継続するにはロシア正規軍の投入という一線を越えた選択肢を具体的視野に置かなければならない正念場というところか。
ー    一方でロシアの直接介入となると、経済制裁というか直近の原油価格暴落による財政圧迫が、継戦能力を制約してきます。

>そうなると国境地帯のロシア側へ展開させていた大規模のロシア正規軍の投入が必要不可欠となる。
>但し、偵察衛星による監視の目は逃れられないから、準備のための移動を始めた時点で把握されてしまう。
>つまり、政治的なリスクを負わなければならなくなる。

御意。

>EU/米国側の制裁発動の効果が予想よりも大きかった。
>しかも、制裁には踏み切らないと読んでいた日本までが、制裁に踏み切った。
>このまま制裁が続けば、原油価格の暴落による影響も大きく、下手をするとロシア経済は十五年前のレベルまで脆弱化してしまう可能性に直面した。

御意。

>停戦交渉はロシアにとっても「渡りに船」だったと観ています。

理解いたしました。

ありがとうございますm(__)m

>閑話休題

>プーチン大統領は「正規軍の投入でウクライナ東半部の占領」を意図していたようですね。
>核兵器の準備発言は偵察情報により、EU/米国側にはわかっていた。
>当然、EU/米国側も警戒レベルを二段階あげて対応していた。
>お互いの核戦力を即応能力という点で均衡させておかなければ核兵器保有国同士の戦争にはなりませんからね。

プーチン大統領の核発言をメディアは驚きをもって伝えてはいましたが、過去形の今更なことであり、相手側の手札から手筋を読むということは当然、行っていますよね。

>>>ここらあたりが顕在化すれば、内戦再発は遠のきますが。
>こう申し上げたのはこういった理由によります。

了解いたしました。

>>逆か、統制が効かないとあらば支援を抑制する/見送るというですか。
>込める弾が無ければどうにもなりませんから。
>親ロシア武装勢力もまた、将棋の駒の一つに過ぎないということ。
>安全保障政策による「実力の保持」が国家の独立に如何に重要かの証左でもあると思います。

実力の保持。全く仰る通りかと。

>>逆に、継戦能力が限られる中、ウクライナ政府側がNATO/米国のコミットを強く催促すべく/引き入れるべく、
>>敢えて賭けに出てくるという可能性もなきにしもあらずかと想像しています。

>そこが一番怖い「不確定要素」ですね。
>冷戦の再来を危惧する向きもありますが。
>EU/米国 vs ロシア vs 中国の三つ巴の「冷戦」はとっくに始まっていますよ、残念ながら。

自分の感覚では、

ロシアのGDPはイタリア並みですから、

封じ決めるには、最初からサウジに原油の増産要請をかければよくて、

米国からすれば、(当然、我が国にとっても) 潜在的な脅威度は中国のほうであって、

手順や優先順位付けが違っているように思えてなりません。

>問題は、EU/米国連合の指導者に政治的脆弱さ(国内の権力基盤と意志決定能力の不足というか政治家としての資質不足)があること、またそれ故に一枚岩になりきれない点にあると思います。ポピュリズム政治家の限界。

仰る通りかと思います。

なかなか窺い知ることのできない貴重な情報とご見解、ありがとうございました(^^ゞ

ではまた。

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